koishiです。ゼノデザインでは産業機器のデザインを数多くサポートしています。
そして最近は筐体のデザインだけではなくGUIデザイン(グラフィカル・ユーザー・インターフェイスデザイン)といわれる操作画面のデザインを筐体と同時進行で進めることが非常に多くなりました。製品自体が高機能化しさらに操作画面も大画面化/高精細化することで画面デザインの重要性と存在感が急速に拡大しています。
その工業製品のGUIデザインで注意しなければいけない点がいくつかあります。1つは筐体デザインとの統一性。例えば筐体は直線的でシンプルなのにGUIは派手で曲線やエフェクトを多用したデザインだと製品としての一貫性が無くなってしまします。スマホやタブレットのGUIは画面内だけで完結する場合がほとんどですが工業製品のGUIは製品全体や使われる環境に合わせたデザインが必要になります。
もう一つの注意点は操作画面が大型化/高精細化すればするほど情報量が増えた分、逆にユーザビリティが低下してしまうケースがあることです。色やアイコン、画像を使いすぎたり、ボタンを詰め込みすぎるとどこを押せばいいのかわからなくなってしまうことがよくあります。 フルカラー表示で高精細化するとついいろいろと詰め込みたくなるのが人情ですがそこはこらえて一番大事な情報や機能を精査してまとめ上げることが重要です。