アートイベントマニアの山中です。天王洲アイルにある寺田倉庫が運営するWhatで「心のレンズ」というアートイベントを見てきました。「心のレンズ」だけではどんな展覧会が分かりませんね。若きコレクターの竹内真氏が収集したアート作品や家具を展示するイベントです。
竹内氏はビズリーチの創業者だそうです。コレクターになったきっかけは、ピカソの小さなドローイングだそうですが、今回展示されたのはほとんど現代アートと家具でした。
タイトルにあるように竹内氏の「心のレンズ」を通してセレクションしたのでしょう。
会場に入った正面にピエール・ジャンヌレがデザインした椅子を使ったインスタレーションが展示されていました。
ピエール・ジャンヌレはコルビジェの従兄弟だそうです。インスタレーションに使用された椅子はコルビジェがインドで行った都市計画のために、ジャンヌレが当時のインドで現地生産出来るデザインにしているそうです。やや大ぶりに感じるデザインも意味があったわけです。
デスクはコルビジェ、椅子と奥に見える棚はジャンヌレのデザインです。
この展覧会で初めて知ったブラジルの建築家、オスカー・ニーマイヤーのロッキングチェア。なんと日本の天童木工ブラジル工場で製作されています。
椅子もコーヒーテーブルもジャンヌレデザインです。
椅子以外のペインティングや立体造形も展示していました。
若いコレクターらしく、現代アートを中心にコレクションを広げているようです。「心のレンズ2」もありそうですね。
寺田倉庫はアート作品を預かるサービスもしていることを知りました。勘繰れば寺田倉庫がプロモーションをしたかったのかもしれません。寺田倉庫WHAT、これから期待できるギャラリーだと思います