現代アート大好物のヤマナカが1月29日から1月31日の3日間、虎ノ門ヒルズで開催されていたTOKYO PROTOTYPEを速攻で観覧してきましたのでご報告します。
https://tokyonode.jp/events/202511_3/index.html
「クリエーター・企業の実験的なプロダクトやアートが集う都市型クリエーティブフェスティバル」と副題がつけられています。
主催は虎ノ門ヒルズにあるTOKYONODEと日本テレビとなっていました。展示空間は虎ノ門ヒルズのB2から47階の様々なスペースを使っているので、虎ノ門ヒルズを回遊しながら展示を体験する仕掛けになっています。
さて、日比谷線虎ノ門ヒルズ駅を降りてすぐ、B2の展示スペースに到着です。

ZOZOが主催するクラフトの展示ブースです。

「工芸は、時代に合わせ進化を続けてきました。ZOZO NEXTは、工芸と先端技術の融合をテーマに新プロジェクト「呼色 Yobiiro」を始動しました。」とあります。しかしそこまで未来的な工芸ではなく好感を持てました。

次の展示は8階に移動です。「Core Shell Lounge」というインスタレーションです。
インスタレーションの概要は写真のパネル書かれています。

この作品を制作した企業が130 onethirty | MagnaRecta.inc

これだけの大きさの3D出力が可能だとすれば、展示会のディスプレイに使えそうです。
次の展示は45階に移動です。Googleの製品群の開発段階のモデルやスケッチを見ることのできる展示です。
「Prototyping — 動きの中の詩。」と題されています。
GOOGLE HARDWARE DESIGN STUDIOは、Human(人を起点に)、Optimistic(前向きに)、Daring(大胆に)、この3つの言葉は、Googleのハードウェアデザインチームを導く指針として挙げています。


今回初めて知りましたが、Googleのデザインスタジオはアイビー・ロスという女性がデザインの統括しています。
またGoogleは様々なデザイン発信をWeb上で発信しています。一読おすすめします、読み応えありますよ。
https://store.google.com/intl/ja/ideas/google-pixel-ivy-ross/
次は「TORIHADA」というインスタレーションです。
このインスタレーションの解説文が秀逸。
「いまは未来。AIが灯した新しい光の中で、人は働くことを忘れ、愛するものに身をゆだねる。肉体は書き換えられ、感覚は衣のようにまとわれ、魂はアバターに宿る」なるほど、AIが支配する未来は肉体が介在しない世界がありうるというメッセージなんです。未来はデストピアだ。

次は「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」
「パーソナルに眠りを持ち運べる新しい睡眠システム」
個人の生体データをもとに最適な眠りを持ち運ぶことができるシステムだそうです。

これを提案するCONELという組織はNTTグループに属しているようです。NTTの研究所はこんなことにまで手を出しているんですね。

次は「鎖に繋がれた犬のダイナミクス」
鎖に繋がれたロボット犬が、人に襲いかかろうと暴れ狂う姿を、安全圏から眺める作品、とのこと。これは人気があって人だかりの隅から覗き込んで撮影しました。

当然、襲うことなんかないのは分かっていてもリアルな恐怖心を抱かずにはいられません。テクノロジーを安易に肯定じてはいけないだと気づかされます。
このインスタレーションはAbstract Engineが提供しています。
https://abstractengine.com/

次は「氷塊のなかに、怪物を求める。」
https://i-ceberg.com/
このタイトルタイトルだけを見ると難解な印象ですが個々のアイディアはいたって純粋。I.CEBERGというクリエーター集団の活動はHPで見られます。一番わかりやすい展示物を紹介しましょう。「フレーム」です。

フレームを「表現の境界」として捉えてインスタレーションを展開させていました。
私的には、この視点があったのか!という驚きのあった作品でした。

次は「MorphFlux」
磁性流体の形状と流れが相互に作用しつつ絶えず変化する、実体ディスプレイによるキネティックインスタレーション、と解説されています。私なりに翻訳すると、液状の磁性体が様々に見せる景観を体験してください、という意味と思われます。


作家の森田 崇文氏のその他の活動をみられる個人サイトがここです。
https://www.takafumi-morita.com/
おまけ:虎ノ門ヒルズ45階からの絶景。



