GOOD DESIGN EXHIBITION 2021

sugitaです。去年に続き今年も東京ミッドタウンデザインハブにて開催中のグッドデザイン賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2021」に行ってきました。

緊急事態宣言が解除されてからしばらく経っていることもあって、コロナ渦だった去年よりも、来場者数が増えている印象を受けました。以前の活気が少し戻ってきている気がして少し嬉しい気持ちです。

とはいえ、今年も規模を縮小してベスト100メインの展示となっていて、基本的にサイズの小さいプロダクトのみの展示です。気になったプロダクトをいくつかご紹介します。

HOTOのグルーガン。こちらの商品を知らなかったのではじめは医療機器かと思ってしまいました。グルーガンといえばゴツゴツしていて、派手な色が多い印象ですが、こちらは逆にシンプルで斬新ですね。

本体下部を覗いてみると、USBタイプCの充電口があります。バッテリーを内臓しているので、ワイヤレスで使えます。

株式会社大原鉄工所の雪上車。シンプルでありながらかなり未来的なイメージのデザインです。残念ながらパネル展示なのでこれはぜひ実物が見てみたいですね。

こちらは刃物メーカーで有名な貝印社が出店している紙でできたカミソリです。近年注目されているプラスチックによる環境問題に配慮したプロダクトです。

プレイステーション5を発見!
実物を初めて見ましたが、デスクトップパソコン程の大きさがあり他のコンソールゲーム機と比べてかなり迫力があります。SONY製品といえば、カチッとしたソリッドな造形のイメージが強いですが、PS5は有機的な曲面で構成されていますね。未来感のある造形で、見ているだけでワクワクします。

ちなみに筐体の内側やコントローラーをぎりぎりまで近づいてよく見ると例の〇△Xの極小レリーフが確認できました。(細かすぎてほとんどの人が気づいてないです)

こちらはパナソニックが出展しているエオリアスリープという寝室用エアコンです。
枕元に置くセンサーとエアコンが連動していて独自の睡眠アルゴリズムにより、快眠に最適な質温度をリアルタイムで調節してくれるエアコンです。専用のアプリもあり、睡眠状態の可視化や体感のフィードバックも可能とのことです。最近のエアコンはスマホのアプリと連動する機種も増えてきているので、もはや家電というよりもスマホの周辺機器のうような存在になりつつあるように感じます。

こちらは無印良品が「みずから、はじめよう。」というコンセプトで展開している水プロジェクト。マイボトルや、専用のボトルを使って無印良品店舗内にて無料で水を給水することができます。因みに、給水機の水はウォータータンクを運ぶ際のCO2排出を削減するために水道水をろ過した水を使っているそうです。

水プロジェクトの「水アプリ」。給水機を使うと、自分がどれくらいペットボトルを削減できたか知ることができます。

オズモーターズのコンバートEV。なんとこのビートル「エコカー」です。ヴィンテージカーは環境負荷が高いうえ、維持費や重税がのしかかります。オズモーターズではこういったヴィンテージカーをEV化し、エコカーとして販売しているそう。魅力的なものを現代に残す努力を見ることができました。

今年もサステナブルなプロダクトが多く、環境問題に取り組む企業の努力を感じ取ることができました。去年のグッドデザイン賞は「GOOD DESIGN BEST 100」というタイトルで開催されていましたが、今年は「GOOD DESIGN EXHIBITION」です。タイトル通り去年とは違い、ベスト100以外の受賞作品もボードで一覧となって展示されています。ただ、やはりボードだけで実物がないのはとても寂しい気がしますね。コロナ前のように、大々的に開催されていたグッドデザイン賞展がまた観れる日が来ることを切に願います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です