連日酷暑が続き、夏バテ気味なitoです。
この時期、日本では土用の丑の日があり、街のあちこちでうなぎ・鰻丼・うな重などの文字を目にします。
とはいえ鰻は年々価格が高騰しており、そうそう気軽にいただけるものではないですね。
昨年私が注目した物の一つに日清がオンラインストアで限定販売し、わずか1分で売り切れた冷凍食品『プラントベースうなぎ 謎うなぎ』があります。
これは同社の「カップヌードル」に入る「謎肉」で培った大豆たんぱく加工技術を応用し作り上げた「鰻もどき」で、限定でネット販売されたものです。
参考サイト:https://store.nissin.com/products/12653?_pos=3&_sid=8b371205d&_ss=r
一見デザインとは無関係な話題のようですが、天然資源の枯渇やフードロスなどの観点からもこういった人工食品の開発は食料供給システムのデザインの一つと考えられるのではないでしょうか。
昨年残念ながら抽選に漏れたので今年も再度オンライン販売に挑みましたが、またもや5000セットが1分以内に完売だったそうです。
失意の中、たまたま近所のスーパーマーケットに開店時間直後立ち寄ったところ、たった一つだけ “日清プラントベースうなぎ 【謎うなぎ丼】” が残っているのを見つけました。
こちらは通販ではなく実店舗販売されているとのことでしたが、期間・数量限定で在庫限りで販売終了だとか。
売っているのを初めてみましたので早速購入してどんなものか試してみました。
サイズはパッケージは日清のカップメシシリーズと同じものですね。
パッケージを開けると中にはフリーズドライ米と謎うなぎが入っており、熱湯を注いで5分待ちます。
その後、付属の山椒風味の特製甘辛たれ(液体)を入れゆっくりよく混ぜて出来上がり。
画像のようにお世辞にも美味しそうな見た目とは言えませんが、「謎うなぎ」は小さいサイズというのもあってそんなに人工的な食感ではありませんし香りや味は鰻丼です。
まあうなぎはタレ味がメインなので、大きな違和感はありませんでした。これだけで満腹にはなりませんが税込み398円ですし、こういうものだと思えばとくに不満はないです。
日清はこの他にレギュラーでカップメシシリーズを展開しており、カレーメシ・ルーローハンなど種類もかなりのものです。
世の中の食文化は多様で食材の鮮度や供給時間が重要視される一方、大量の食料が廃棄されている現状があり、
資源の枯渇や人口爆発、少子高齢化等、格差の拡大などで食料の供給不足が問題となっています。
食は生活の基礎であり、見た目や情緒も大切ですが、こういった食品の生産、管理技術の研究や進歩により多くの場所や人に安定して食料を供給することは重要です。
これからも食とデザインに関する面白そうな話題があれば取り上げたいと思います。