スタットコール

年々病院通いの多くなってきた ito です。

先日ある大きな病院で診療待ちをしていたところ、突然 『コード・イエロー!』 『1階〇〇』 という館内放送が流れ、直後にたくさんのドクターや看護師の方々がその場所に駆けつけてきました。

そこで起きた事象の詳細は避けますが、その場は騒然となり、対処がなされその後は徐々にそれぞれの持ち場に戻られました。

そういう場に居合わせたのも緊急館内放送も初めて聞いたので驚きましたが、テレビドラマでしか耳にしたことのない『コード・◯◯』の意味やその後の院内の様子を記そうと思います。

というのも弊社は医療機器のデザインをしており最近の医療現場での用語や状況の意味を知ることは意味のあることかと思いました。
ただしあくまで私が調べた範囲内のことですので、医療従事者の方から見ると間違えや古い情報の可能性がありますことをお断りしておきます。

まず緊急の館内放送のことを『スタットコール』と呼ぶそうです。
そしてそこで伝えられる『緊急コード』とは コード化されたメッセージであり、さまざまな緊急事態について院内のスタッフに警告します。
コードの使用は、病院への訪問者や患者さんのストレスやパニックを防ぎながら、スタッフに重要な情報を迅速かつ最小限の誤解で伝えることを目的として用いられるとのこと。
緊急コードは必ずしも統一されておらず、国や地域、病院によってそれぞれ標準化されたカラーコードが存在しています。

参考資料

https://bit.ly/3VyTLEv

医療現場で使用されるカラーコードは他にもいろいろあり、代表的な物としては患者の重症度に基づいて、医療・治療の優先度を決定して選別を行う『トリアージ』や
院内だけでなく戦時などの緊急事態に沿ったカラーコードもあるようです。
これらの存在を知ることはユニバーサルデザインの参考にもなるのではないでしょうか。

\今回私が居合わせた病院での『コード・イエロー』は『内部緊急事態発生』または『モンスターペイシェント(横暴な患者)』の意味だったようです。
『コード・イエロー』によって適切な対処がなされ、同時に他の訪問者や患者さんへのケアも行われておりました。
その後しばらくは落ち着かない雰囲気が残っていましたけれど、看護師さんやドクターの会話からは「想定の範囲内の出来事」というのが伝わり
30分もしないうちに院内は平静に戻りました。医療従事者の日々のお仕事に頭が下がります。

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