GOOD DESIGN EXHIBITION 2022

sugitaです。今年も東京ミッドタウン・デザインハブにて開催していたGOOD DESIGN EXHIBITIONに行ってきました。

会場の様子です。今年は緊急事態宣言明けの去年よりも観覧者が多く訪れていました。今年のグッドデザインのテーマは「交意と交響」。デザインで暮らしや社会をより良くしようとする人々の意力と創造が響き合えば、デザインの力は何倍にも増すという考えからこちらのテーマになりました。会場には「交意と交響」をイメージした赤いテープが床や天井、展示台にまで張り巡らされています。

展示台には木製のパレット、また製品解説に使うタブレットスタンドも段ボールで出来ていたりとサスティナブル意識を強く感じるものになっています。

ここからは気になった出展品をいくつかご紹介致します。

こちらは視覚障害のある子供に寄り添った絵本です。 

絵本のイラストをよく見てみると、輪郭に添って点状の突起がついていることが分かります。
視覚障害のある子ない子に関わらず、絵本の内容を共有できる工夫が評価されたプロダクトです。

こちらはDellの「XPS 13 Plus」というノートパソコン。外観からわかるように、かなりミニマルなデザインです。トラックパッドやファンクションキーが上手く隠されていて洗練された印象を受けます。

マイクロソフトの家庭用ゲーム機、Xbox Series S/X。去年グッドデザイン金賞を受賞した有機的な造形のプレイステーション5と真逆で、パキッとした無機質な外観が魅力的ですね。

こちらは製品ではありませんが、見事今年度のグッドデザイン大賞を受賞した地域で子ども達の成長を支える活動 「まほうのだがしやチロル堂」。チロル堂の入口には18歳以下の子供ができる100円のガチャガチャがあり、それを回すとチロル堂で使える店内通貨「チロル札」が1~3枚手に入ります。なんとこのチロル札、100円の駄菓子が買えるだけでなく、500円するカレーや300円のポテトも1枚で買うことができるそうです。仕組みとしては、大人がコーヒーやスパイスカレーを買ったり、夜の酒場で支払った飲食代の一部が、寄付としてチロル札に当てられます。大人も楽しみながら、子供たちのサポートができる素晴らしいアイデアですね。

OOD DESIGN AWARD公式Youtubeチャンネルにわかりやすい解説がアップされていたので、リンクを載せておきます↓

緊急事態宣言が解除されてから、1年あまり。展示会に徐々に活気が戻ってきていることを肌で感じたGOOD DESIGN EXHIBITON 2022でした。

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